福岡市立の小中学校213校、キャリア教育Web教材「ジョブレンズ」を導入

　ジョブレンズ実行委員会は、同法人が提供しているキャリア教育Web教材「ジョブレンズ」が、2022年9月から子どもたちの職業観を育むWeb教材として、福岡市立の小中学校（213校）で導入されていることを発表した。

　「ジョブレンズ」は、地域を支えるさまざまな職業を映像化したキャリア教育のWeb教材プラットフォームで、37職種・約100種類の職業を動画を中心に紹介している。

　単なる職業紹介動画とは異なり「地域を支える企業や職業人」を映像化することで、働くことをより身近に感じられ、生まれ育った地域を誇れるさまざまな職業に出会える。

　公開されている動画は、教育委員会や教員からの意見に基づき、授業で活用しやすいインタビュー形式で構成。動画を視聴した子どもたちが「働く大人」をより身近に感じられるよう、「この仕事を選んだ理由」「仕事に就くために努力したこと」「働くことの面白さ・大変さ」「子どものころの自分」といった、個人にフォーカスした質問を展開している。

　さらに、文部科学省の方針に沿ってICT教育やGIGAスクール構想を進める学校現場のサポートを第一に配慮し、視覚的負担の軽減を目的とした文字量の調整や、コントラストが強くなりすぎない背景色を採用する。

　職場体験や立志式といった、キャリア教育の一環である既存の授業と併用することによって、子どもたちの職業に対する理解をさらに深め、今までよりもさらに充実したキャリア教育を実現する。さらに、グループ学習や個人学習、家庭学習などさまざまな学習形態に対応しているので、多様な授業への柔軟な活用が可能となっている。