オンライン授業成功のポイントは、ルール決めにあり!
オンライン授業を成功させるためには、実施する上でのルールを事前に決めて周知・理解させておくことが肝となります。先生にとっても、児童生徒にとっても慣れている対面授業とは異なる点も多く、初めて経験する方もいらっしゃると思います。オンライン授業のイメージができないことはもちろんですが、授業当日も「ただ授業を聞くだけでよいのか」「質問したい場合はどうしたらよいのか」など、雰囲気や空気感もわかりません。特に小学校低学年・中学年の児童は、そのあたりまで気が回らないことがほとんどです。そのためにも、授業中の基本ルールを決めて児童生徒に周知・理解させることで、授業をスムーズに進行できます。
決めておきたいルールの一例
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基本的にカメラはオンにして顔が見えるようにする。
- 住んでいる地域や自宅の環境によってはインターネット回線が不安定で、カメラをオンにしているとカクカクと映像が止まったり、音声が途切れてしまったりする児童生徒もいるかと思います。その場合は、カメラをオフにして通信量を軽減することで動きが軽くなるため、状況によってはカメラオフでもよいなど柔軟なルールにしておくのもおすすめです。
- 発言をするとき以外は、マイクをオフにする(参加時点からオフにしておく)。
- 発言したいときは、挙手ボタンを押して指名されてから発言する。
- もし先生が挙手ボタンに気づかない場合は、マイクをオンにして話してもよい。
- チャットで質問してもOKかNGか決めておく。
- チャットでの質問がOKの場合、児童生徒の好きなタイミングでしてよいのか、挙手ボタン後のマイク発言の代わりとするのか決めておく。
- 先生からも児童生徒にチャットでメッセージを送る場合もあるので、見逃さないようにする(どこに表示されるかを児童生徒も把握しておく)。
このように、カメラやマイクのオンオフ、挙手ボタンやチャットの使用方法など、使用するビデオ会議ツールに則したルール決めを事前に行いましょう。そうすることで「マイクがオンのままでいる、誰かの雑音がずっと入っている」「各自が勝手に発言して授業の進行が妨げられる」といったことがなくなり、スムーズに進行できます。