アプリ甲子園実行委員会は、全国の中高生を対象にしたスマートフォン向けアプリ開発コンテスト「アプリ甲子園2022」の決勝大会を10月30日に開催した。
決勝大会では、2次予選を勝ち抜いたファイナリスト10組が公開プレゼンテーションを行い、「企画力×技術力」に基づく審査を経て優秀な作品を選出している。
開発部門において、優勝・総務大臣賞を獲得したのは、共立女子高等学校2年の増田ひなたさんによるヘルスケアアプリ「Sanitas」となった。他人に体重を公開することなく、自身の運動量などをポイント化して友だちと共有することが可能で、競争しつつゲーム感覚でモチベージョンを下げずに楽しくダイエットや健康維持を続けられる。
準優勝は、湘南白百合学園高等学校2年の大澤清乃さんによる、アファメーションでネガティブな感情に陥ることなく目標達成に向けてサポートするアプリ「taffi」。自身の振り返りの言葉がポジティブに表現できているかを判定、グラフ化することで、ポジティブな言葉で振り返るように心がけられるようになる。
第3位は、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校3年の尾上遼太朗さんによる地震観測・速報アプリ「EQMonitor」。「よりわかりやすく、使いやすい地震速報を多くの人に提供する」を目標に、リアルタイムに地表震度のデータを取得して、日本地図上にマッピングし、地震発生時に直感的に震度を把握するとともに、現在の揺れを簡単に確認することが可能になっている。
企業部門賞としては、Cygames賞とDeNA賞を共立女子高等学校2年の増田ひなたさんによる「Sanitas」が獲得した。また、HPE賞には名古屋市立八社小学校、 名古屋市立鳴海中学校、 名古屋市立旗屋小学校、 杉並区立桃井第五小学校/CoderDojo瑞穂の川口明莉さん、前田優花さん、馬場音和さん、宇枝梨良さんによる「Watey」、モンスターラボ賞には品川女子学院2年の鈴木葵葉さんによる「スタレコ」、GMOアドパートナーズ賞には桜蔭高等学校1年の神林沙希さんによる「Share Palette」、技術賞には横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校3年の尾上遼太朗さんによる「EQMonitor」が選ばれている。
アイデア部門では、DeNA賞に吉永諒人さんの「たのスポ!」、モンスターラボ賞に堀川ほのかさん、山﨑拓巳さん、中村陽菜さんの「みつけるダイニング」、GMOアドパートナーズ賞に滑川裕里瑛さん、福島遙香さんの「ARF」が選出された。
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