SRJは、2023年春、全国約3600教室以上の教育機関で導入されている自立学習型能力開発ポータル「TERRACE」において、「新国語講座」をリリースすることを、10月25日に発表した。
「新国語講座」は、文章を読み解くために必要な「読解力」を鍛えるために、「語彙力」「文法力」「論理力」の3つの観点からトレーニングを行う講座。
近年、子どもたちには「大学入学共通テスト・公立高校入試の『読ませる』入試への変化」「文部科学省が提唱するすべての教科における国語力の必要性」など、読解力を高める必要性が求められてきている。また、社会人になっても「資料やメールの内容を理解し、簡潔にわかりやすい文章を書く」場面は少なからず存在し、ここからも読解力の必要性がうかがえる。
このような状況にも関わらず、日本の学生の読解力は2012年以降低下の一途をたどっており、教育現場でも子どもたちの国語力は英語や数学に比べて優先順位が低いなど、さまざまな課題がある。これらの課題を解決する一助として、今回「新国語講座」をリリースすることとなった。
「新国語講座」で鍛えられる「語彙力」は、テスト・入試でよく使われる語彙に絞り、小学生約1200語、中学生1800語、高校生約2000語、累計約5000語を学習できる。
「文法力」では、基礎的読解力の向上につながる文法をピックアップし、各学年の進度に合わせて鍛えられる。
「論理力」では、基礎的読解力を「係り受け」「指示語・照応」「同義文」「定義と具体例」「推理・推論」「図表の読解」の6つのカテゴリに分け、構造的に読み解く力を鍛えられる。
そして、毎月1回の確認テストを通して、3つの力が養われているかを見るための実践演習を行う。
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