アシアルは、2025年度大学入学共通テストの新教科「情報」で導入される大学入学共通テスト手順記述標準言語(以下、DNCL)の実習教材「WaPEN@Asial」の提供を開始することを、10月20日に発表した。
必履修化となった高等学校「情報I」において、プログラミングに関する教育では各学校の事情に合わせてPythonやJavaScript、VBAなどの多様なプログラミング言語が採用されている。これに伴い、2025年度大学入学共通テスト「情報」では、特定のプログラミング言語による有利不利が出ないよう、疑似言語であるDNCLを用いてプログラミングやアルゴリズムに関する出題が発表されている。
同社はこれまで、「Monaca Education」の提供を通じて、PythonおよびJavaScriptの実習の支援を行ってきた。今回新たに大学入学共通テスト対策に役立てるため、「WaPEN@Asial」の試用版を提供開始することとなった。
「WaPEN@Asial」は、名古屋高等学校の中西渉氏が開発・公開を行っているDNCL実行環境「WaPEN」をベースとした実習教材で、生徒はDNCLの選択問題への回答を行いながらプログラミングの実行結果も確認し、DNCLの学習を進めることができる。また、「WaPEN@Asial」はWebブラウザ上で動作するため、OSや端末を選ばず学校でも自宅でもDNCLの学習を行うことができる。
なお、「WaPEN@Asial」の試用版は、10月28日にオンラインで開催される「DNCL実行環境を用いたプログラミング問題の学習(WaPEN@Asial体験会)」に参加する高校教員(企業に属していない人)限定で無料提供される。
体験会の開催日時は10月28日の16時~17時で、後日録画も配信される予定。録画配信のみを希望する場合も含め、参加には専用ページからの申し込みが必要となる。体験会はZoomを使用して行われる。
アシアルは、企業向けにWebシステム開発、コンサルティング、UI/UX設計、技術トレーニングなど各種サービスを提供している。また、モバイルアプリ開発クラウド「Monaca」など開発ツールを国内外のエンジニア向けに提供している。
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