スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が学習管理アプリ「Studyplus」上で高校生を対象に実施した、「あなたは紙派?デジタル派?アンケート調査」の結果を10月19日に発表した。同調査は、10月3日~4日の期間に行われ、2951名から回答を得ている。
調査対象者に、いま通っている高校で全校向けの連絡(休校や学校行事)、および授業や課題に関する連絡は、紙とデジタルのどちらで行われているかを尋ねたところ、全校向けの連絡では58.6%、授業や課題に関する連絡では63.2%が「デジタル」で行われていた。
いま通っている高校からの連絡手段を選べるとしたら、紙とデジタルのどちらがよいかを尋ねた質問では、「デジタル」を希望する回答が77.5%に達している。
雑誌やマンガを、紙とデジタルのどちらで見るかを尋ねたところ、雑誌は79.7%、マンガは54.8%が「紙」と回答した。
メモを取る手段としても、「紙」が6割超を占めている。
遊びに行く場所や出かける場所の情報を得る手段としては、「デジタル」が98.6%を占めた。
大学の情報を得る手段を尋ねた質問では、「デジタル(Webサイト、SNS、YouTube)」が約8割に達しており、「デジタル」を選んだ理由としては、「いつでも簡単に情報収集ができる」「比較検討がしやすい」「コストパフォーマンスに優れている」「情報の鮮度・充実度が高い」といった意見が寄せられている。
一方で、「紙(チラシ、パンフレット、大学案内、新聞など)」を選んだ人からは、「情報を見つけやすい」「情報の信頼度が高い」「使いやすい」といった意見が寄せられた。
情報を取得する際に、紙とWeb/SNSを使い分けているかを尋ねたところ、「使い分けている」とする回答が約7割を占めている。
情報収集時に、紙とWeb/SNSを使い分けている理由としては、「Webはどこまで信頼できるかわからないから紙とWebの両方で情報を集めている」「紙はインターネットを使わずに情報を得ることができるのでインターネットの回線や通信速度を気にする必要がない。また、紙は文字を簡単に書き込むことが出来るので必要な情報を自分で足して行けるので便利。Web・SNSは新しい情報やさまざまな情報を早く得られるので自分が選ぶ選択肢の幅が増えるのがよい。さらにその情報を直ぐに友人達と共有することができるので意見交換をするのにも役立っている」といった意見が寄せられた。
一方、情報収集時に紙とWeb/SNSを使い分けていない人からは、「紙媒体がある場合は検討するが、そもそも物理的な情報を得られないことが多い。また、紙の方が一般に情報量が少ない」「Web・SNSの方が情報を早く得られるので、デジタルしか使っていない」「紙なら紙だけ、デジタルならデジタルだけで情報を得た方が情報がまとまりやすいから」といった意見も寄せられている。
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- 修正履歴
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- 2022/11/11 10:52 情報提供元が一部グラフの数値を訂正したことを受け、 当記事においてもグラフの画像を差し替えました。
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