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大学の教員・職員、半数超が大学内での「双方向なコミュニケーション」ができていないと指摘【rakumo調査】

 rakumoは、大学の教員・職員を対象に実施した、大学の情報共有に関する実態調査の結果を8月19日に発表した。同調査は、7月13日~14日の期間に行われ、103名から有効回答を得ている。

 調査対象者に、現状の大学職員・教員全体との情報共有の手段を、上位3位まで尋ねたところ、「メール」(85.4%)がもっとも多く、「グループウェア(Google Workspace、サイボウス、Microsoft 365など)」(55.3%)、「紙(回覧やコピー配布など)」(39.8%)がそれに続いた。

 大学職員・教員全体と情報共有をしている話題・テーマについて尋ねた質問(複数回答)では、「各種規定・公式文書・申請書類など」(71.8%)が最多となり、以下「連絡・通達事項」(69.9%)、「会議開催案内」(61.2%)が続いている。

 その他の、大学職員・教員全体と情報共有をしている話題・テーマについて、自由に答えてもらったところ「会議の議事録」「担当者交代に備えた業務引継ぎ資料」といった回答が寄せられた。

 大学職員・教員全体でのインタラクティブな(双方向な)情報共有ができていると思うかを尋ねた質問では、「あまりそう思わない」が43.7%、「まったくそう思わない」が11.7%に達している。

 大学内の情報共有における課題としては(複数回答)、「学部間・教職員間などの、横のつながりの情報共有不足」(49.5%)がもっとも多く、「ほしい情報を探すための時間・手間がかかる」(39.8%)、「上層部/現場間で、情報が分断している」(37.9%)がそれに続いた。

 その他の、大学内の情報共有における課題を自由に答えてもらったところ、「情報公開の範囲」「一方通行で双方向にはなっていないと感じる」といった回答が寄せられている。

 大学内の情報共有における課題のうち、もっとも解決したい課題を尋ねた質問(複数回答)では、「学部間・教職員間などの、横のつながりの情報共有不足」(30.3%)が最多となり、「上層部/現場間で、情報が分断している」(22.5%)、「ほしい情報を探すための時間・手間がかかる」(21.3%)がそれに続いた。

 大学職員・教員全体との情報共有をシステムで行う場合に、求める機能・性能を尋ねたところ(複数回答)、「誰もが直感的に使える操作性」(55.3%)が最多となり、以下「必要な情報をすぐに確認できる見やすさ・検索性」(45.6%)、「構築・運用管理のしやすさ」(39.8%)が続いている。

 その他の、大学職員・教員全体との情報共有をシステムで行う場合に求める機能・性能について、自由に答えてもらったところ、「任意ではなく全員が必ず見る仕組み」「手書きのメモを追加できる機能」といった回答が寄せられた。

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https://edtechzine.jp/article/detail/8004 2022/08/22 11:25

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