スタディプラスは、同社が運営するStudyplusトレンド研究所が、学習管理アプリ「Studyplus」上で中学生・高校生・大学生のユーザーを対象に実施した、「オンライン授業に関するアンケート調査」の結果を8月16日に発表した。同調査は7月7日~8日の期間に行われ、学校でのオンライン授業については3200名、塾・予備校でのオンライン授業については1253名から回答を得ている。
学校でのオンライン授業に関する調査では、中高生の10%前後が学校でのオンライン授業が「ある」と答えており、国公立の中学生では「ある」と「以前はあった(現在はない)」を合わせた割合が38.3%、私立の中学生では62.7%、国公立の高校生では45.4%、私立の高校生では69.1%と、それぞれ私立の方が約25%上回った。大学生では、「ある」という回答が国公立で57.4%、私立で49.7%となっている。
オンライン授業の満足度を尋ねたところ、中高生は国公立・私立ともに中間点の「3」がもっとも多く、大学生では満足度の高い「1」「2」が中高生よりも多い。
学校のオンライン授業で気に入っている点/気に入っていた点を尋ねた質問(複数回答)では、「通学時間がかからないこと」が7割超で最多となった。大学生では8割超に達している。また、大学生では「遠方にいても授業を受けられること」(国公立:66.7%、私立:52.5%)、「録画で授業の見直しができること」(国公立:44.1%、私立で51.2%)も上位となった。
学校のオンライン授業で不満な点/不満だった点としては(複数回答)、中高生では「画面越しで質問しづらいこと」、大学生では「先生やクラスメイトとの人間関係が築きにくいこと」がそれぞれ1位となっている。
塾・予備校でのオンライン授業に関する調査では、オンライン授業が「ある」という回答が、中学生では33.2%、高校生では37.4%と、学校よりも多かった。
塾・予備校におけるオンライン授業の満足度を尋ねたところ、中学生、高校生とともに中間値である「3」がもっとも多く、高校生の方がもっとも高い満足度を示す「1」の割合が高い。
塾・予備校のオンライン授業で気に入っている点/気に入っていた点を尋ねた質問(複数回答)では、中学生、高校生ともに「通塾時間がかからないこと」が多く、中学生では「感染症の対策になること」も3割超に達している。
塾・予備校のオンライン授業で不満な点/不満だった点としては(複数回答)、学校と同様に「画面越しで質問しづらいこと」が最多となった。
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