COMPASSは、同社が開発・提供しているAI型教材「Qubena(キュビナ)」と、来年度の全国学力学習状況調査の一部での利用が予定されている文部科学省提供のCBTシステム「MEXCBT(メクビット)」との連携を行い、全国学力学習状況調査に対応した学習eポータルとして9月からサービスを提供することを、8月10日に発表した。
「Qubena」と「MEXCBT」との連携では、文部科学省や国立教育政策研究所、自治体など公的機関が作成した問題を、「Qubena」を通して活用できるようになる。また、これまでの「Qubena」におけるワークブック機能と同様に、教員の管理画面「Qubenaマネージャー」上で「MEXCBT」の問題の配信管理が可能になり、指定したクラスや児童生徒に問題を選択し配信できる。
児童生徒は、「Qubena」を通して教員から配信された「MEXCBT」の問題に取り組み、またその結果を児童生徒自身が確認することが可能になっている。
今後は順次、子どもたち1人ひとりの「Qubena」における日々の学習データと、「MEXCBT」におけるテスト結果のデータの連携を行い、「Qubena」の学習データと「MEXCBT」のテスト結果の相関関係の分析や、「MEXCBT」のテスト結果を含む「Qubena」での学習の最適化などの機能開発も予定する。
今回の連携によって、すでに他の学習eポータル経由で「MEXCBT」を利用している自治体・学校も、「Qubena」経由での「MEXCBT」利用に切り替えられる。また、今後はデジタル教科書や他のデジタル教材、校務支援システムなどとの連携を進め、データの横断的な利活用による個別最適な学びの環境の実現を目指していく。
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