ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」が、小中学生を中心とした子どもたちを対象に実施した、「インターネット上の友だち(ネッ友)」に関するアンケート調査の結果を8月3日に発表した。同調査は、6月15日~7月6日の期間に行われ、1465名から有効回答を得ている。
調査対象者に、現在「ネッ友」がいるかを尋ねたところ、「いる」という回答が約6割を占めた。
「ネッ友」が「いる」と答えた人に、知り合ったきっかけを尋ねた質問では、「ゲーム」がもっとも多く小学生では57%、中学生では38%となった。以下「LINE」(23%)、「Twitter」(19%)が続いている。そのほか、Scratchや「ニフティキッズ」、ネットの掲示板といった回答もみられた。
「ネッ友」と知り合ったきっかけとして「ゲーム」を挙げた人に、具体的なゲームのタイトルを尋ねたところ、「Apex Legends」「フォートナイト」「sky 星を紡ぐ子どもたち」「スプラトゥーン2」「あつまれ どうぶつの森」といった回答が寄せられている。
同じく、「ネッ友」が「いる」と答えた人に、実際に「ネッ友」に会ったことがあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答は15%に留まった。
「ネッ友」に実際に会ったことが「ある」と答えた人に、会ってみてどうだったかを尋ねたところ、「ネット上での印象と変わらなかった」が49%、「ネット上での印象よりよかった」が36%、「ネット上での印象より悪かった」が2%、「聞いていた情報(性別・年齢など)と違っていた」が5%となっている。
「ネッ友」に実際に会ったことが「ない」と答えた人に、「ネッ友」に会いたいと思うかを尋ねた質問では、「会いたいけど怖い」「会いたくない」(どちらも29%)が最多となった。一方で、会いたいものの「おうちの人に禁止されている」「友だちに会わない方がいいと言われている」といった回答も合わせて、4割超が会いたいと思っていることが明らかになっている。
「ネッ友」が「いない」と答えた人に、「ネッ友」を作らない理由を尋ねたところ、「トラブルになりそうで怖いから」(56%)がもっとも多く、「SNSを使っていないから」(47%)、「必要だと思わないから」(45%)がそれに続いた。
「ネッ友」のよいところとしては、「あまりお互いのことを知りすぎていないから気軽に話せる」「いつでもしゃべれる。いつでも縁を切れる」「ネットを通していろいろな人と友だちになりやすい、趣味が同じ人ともつながりやすい」といった意見が寄せられている。
「ネッ友」のよくないところとしては、「年齢や性別など、いくらでも嘘をつける」「相手の素性がまったくわからないところ」「会いたくなってしまうこと。それがトラブルにつながるかもしれないこと」といった意見が寄せられた。
「ネッ友」とリアルの友だちとの違いとしては、「リアルの友だちと違って、ネッ友は相手の顔がわからない」「ネッ友ならいつでも遊べるけど、リアルの友だちとは限られた時間でしか遊べない」「ネッ友は気楽、リア友は人間関係が複雑」といった意見が寄せられている。
この記事は参考になりましたか?
- 修正履歴
-
- 2022/08/15 19:15 情報元より、発表時点でのプレスリリースにおいて一部、掲載内容に誤りがあったとの報告があったため、画像および本文を修正しました。
この記事をシェア