Foraは、2022年度より高等学校の必修科目となった「総合的な探究の時間」で活用できるプログラム「探究スキルUPワークショップ」、およびオンライン上での個別質問が可能なツール「オンライン質問サポート」の本格運用を、7月1日より開始した。
「探究スキルUPワークショップ」は、問題の構造化や仮説を起点に調査設計を行う技法などを「情報整理編」「情報収集編」「調査計画編」の3つのワークショップとして高校生向けに開発したもの。各編2コマで構成されており、1編2コマから導入できる。授業に導入できる実践型ワークショップとして、全国の高等学校に無償で提供する。
プログラムの開発にあたっては、総合コンサルティング会社アクセンチュアが支援を行い、実際のコンサルティング現場でも活用される技法やその研修資料などをもとにしている。3つのワークショップの詳細は以下の通り。
「情報整理編」
生徒がすでに知っている情報や、過去に調べた情報を整理し、構造化する方法を学ぶ。情報整理フレームワークであるロジックツリーを学び、探究学習において活用することを通して、追加で調査すべき情報や問いを見つけることを目指す。
「情報収集編」
問いをもとに情報収集の目的を明確にする方法や、情報収集の目的に合わせて「さがす」「つくる」の2種類の情報収集手法の使い分け方とそれぞれのコツを、具体的なケースに沿って学ぶ。
「調査計画編」
「情報収集編」で定義した、得たい情報を限られた時間で効率的、効果的に収集するスケジュール策定の方法を学ぶ。
また、「オンライン質問サポート」は、オンラインのメッセージ上で探究学習における疑問を解決できる個別相談サービス。アクセンチュアのデジタルによる課題解決の豊富な知見を活かし、Foraが学校支援によって蓄積した200問以上の質問と返答のデータを分析している。その上で、生徒の質問やつまずきポイントを類型化し、それぞれに沿った指導方針を整理することで、充実した個別サポートを開発した。
生徒は、各学校で導入されている教育プラットフォーム経由で、学校や自宅から探究テーマについて質問し、回答を受け取ることができる。教員の負担を軽減しつつ、生徒一人ひとりの個別最適な学びを充実させるほか、ICTを活用した学びの機会を提供する。
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