キヤノンITソリューションズは、教育機関向けソリューション「in Campusシリーズ」の新しいサービスとして、教育現場に特化した統合ID管理ソリューション「in Campus ID」の提供を7月1日に開始した。
「in Campus ID」は、学内のIDおよびパスワード情報を各システムにプロビジョニングするサービスとなる。ID管理という概念にとらわれることなく、学内ネットワーク環境への接続端末の管理機能も備えており、教育現場における多様な運用シーンに対応したIDライフサイクル管理へ柔軟に対応する。また、教育現場に必要な搭載機能に特化することで、コストパフォーマンスを高めている。
標準機能としては、「ID/パスワードの一元管理」「Microsoft 365やGoogle Workspaceアカウント連携」「学生配布用パスワード帳票の発行」などを搭載するほか、標準カスタマイズサービスとして「IDライフサイクル設定」「画面カスタマイズ」「アカウント一覧表示のカスタマイズ」なども用意する。
教育現場で求められることの多い、「ネットワーク接続用の端末登録」や「多要素認証」などの機能については、製品ロードマップに合わせてオプションとして順次拡充していく。
「in Campus ID」の提供開始にあわせて、7月15日14時~15時には、ウェビナー「教育現場におけるID管理の現状~統合ID管理で良くなること、気をつけるべきこと~」を開催する。参加費は無料で、事前登録が必要。定員は100名。
「in Campusシリーズ」は、同社の独自開発による教育支援情報プラットフォーム。2013年4月に明治大学での提供を開始した教育支援情報システム「Oh-o! Meijiシステム」をベースに、他の大学でも幅広く導入可能な教育支援情報プラットフォームとして開発された。
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