スプリックスは、同社が運営するプログラミング能力検定協会が、これまで定量的な評価が難しかったプログラミング能力について、プログラミング言語に依らず学習・教授・評価するための共通参照枠「Common Framework of Reference for Programming Skills(CFRP)」を公開したことを、6月6日に発表した。
「CFRP」は、実際の教育現場での学習者の状況や、検定実施によって培った作問・評価のノウハウから、汎用的かつ詳細な形でプログラミングの基礎知識を概念としてまとめたもの。習得度を「簡単な処理のプログラムを作成可能」「複雑な処理のプログラムを作成可能」「実用性の高いプログラムを作成可能」の3段階、および6つのレベルに定義している。
6つのレベルは、さらに詳細な60以上のプログラミング概念に分解でき、具体的にどのような知識が必要であるかを詳細に定義しているため、教育者あるいは教材の作成者が学習者の個々の習熟度に合わせた効果的な指導や評価が可能となり、限られた時間の中で最大限の教育効果を実現できるようになる。
また、学習者は自身のプログラミング能力を客観的かつ詳細に把握した上で、明確な目標を設定可能となるため、これまで以上に効果的な学習体験を得られるようになる。さらに、大学入学共通テスト受験において習得すべきレベルが把握できるなど、受験対策への活用も可能となっている。
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