こどもりびんぐは、同社において子育て世代の消費・行動調査、ランキング事業を行っている「シルミル研究所」が実施した、「子どもに対する『女の子らしさ』『男の子らしさ』意識調査」の結果を、4月22日に発表した。同調査は、子育て情報サイト「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」のメール会員のうち、0歳~小学6年生の子どもを持つ保護者に対して2月16日~3月6日の期間に行われ、681名から回答を得ている。
調査対象者に、「ジェンダーバイアス」という言葉を聞いたことがあるかを尋ねたところ、「聞いたことがない」「聞いたことはあるが、意味までは理解していない」を合わせた割合が60.2%を占めた。
「ジェンダーバイアス」とは、「女の子らしさ」「男の子らしさ」といった男女の役割に関する固定的な観念や、それに基づく差別・偏見・行動などを意味する、と説明した上で、幼稚園・保育園・小学校において「ジェンダー平等」について教わる機会があるとよいと思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」「ややそう思う」を合わせた割合が88.5%に達している。
自身の子どもと接する際に、ジェンダーバイアスを意識しているかを尋ねたところ、「とても意識している」と「やや意識している」を合わせた割合は49.6%を占めた。
ジェンダーバイアスを意識している理由としては(複数回答)、「子どもの意見を尊重したいから」(63.3%)、「世の中の価値観が変わってきていると感じるから」(61.2%)が上位となっている。
子どもがほしがった商品を、「女の子(男の子)だからふさわしくない」という理由で買わなかったことがあるかを尋ねた質問では、「ある」という回答が24.5%に達した。
具体的な商品の種類としては(複数回答)、「玩具」(53.3%)、「衣類」(45.5%)が上位となっている。
自身の子どもが、他人から「女の子なのに」「男の子なのに」と言われて、モヤモヤしたことがあるかを尋ねたところ、「ある」という回答は37.9%だった。
自身の子どもに対して、「女の子なのに」「男の子なのに」と言った人は(複数回答)、「子どもの祖父母」が60.9%を占めている。
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