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pluszeroと啓林館、個別学習を最適化するデジタル教材「AIチューター・ゼロ」を開発

 pluszeroと新興出版社啓林館は、生徒の学習状況に応じて「本当に取り組むべき問題」を提案し、個別学習を最適化できるAIアプリ「AIチューター・ゼロ」を共同開発した。

 「AIチューター・ゼロ」は、教科書を用いた学習を効率化するアプリ。問題集で間違えた問題から、生徒がどこでつまずいているかを分析し、単元をさかのぼって生徒に合った問題を提案する機能を持つ。

 間違えた問題の類題をレコメンドするのではなく、間違いの原因の要素を特定し、関連した問題をレコメンドすることで、生徒の本質的な理解につながる。

 生徒は通常通り問題集(紙媒体)を解き、その結果をアプリで撮影することで、AIが生徒の状況に合った問題を提案する。その問題を解くことで、生徒は苦手を克服していくことができる。

学習の流れ
学習の流れ

 「AIチューター・ゼロ」には3つのAIが搭載されている。1つ目は生徒がアプリで問題集を撮影する際に用いる文字認識技術。2つ目は問題分析で、各問題に含まれる間違いの原因となる要素を洗い出す。3つ目はレコメンドで、生徒が間違えた問題の要素や学習履歴を踏まえ、過去別学年で学習した単元までさかのぼり、生徒が解くべき問題を提案する。

搭載されている3つのAI
搭載されている3つのAI

 なお、生徒用のアプリだけでなく、生徒それぞれの学習の履歴や進捗を確認できる、教師用管理サイトも別途提供されている。

 「AIチューター・ゼロ」は高校数学でサービスを開始するが、今後は理科や英語への横展開や小学校・中学校分野への縦展開も想定されている。

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https://edtechzine.jp/article/detail/7352 2022/04/07 07:00

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