ディスコは、今春卒業予定の女子学生を対象に実施した、就職活動や就労意識に関するアンケート調査の結果を、3月31日に発表した。
同調査は、同社が運営する「キャリタス就活」モニター会員のうち2022年3月に卒業し、卒業までに就職先が決まった女子学生に対して2月18日~3月3日の期間に行われ、355名から回答を得ている。なお、比較調査した男子学生は478名から回答を得ている。
調査対象者に、就活開始時の希望コースと入社企業でのコースで、選択時に迷った経験があるかを尋ねた質問では「とても迷った」が13.8%、「少し迷った」が23.4%となった。総合職での入社では「とても迷った」が11.2%であるのに対し、総合職(エリア総合職、一般職)以外での入社では「とても迷った」が24.6%となっている。
企業からもっと発信してほしい情報について尋ねた質問では、「残業や休日出勤の実態」が54.1%ともっとも多く、「(在宅勤務、フレックスタイム制など)多様な働き方の制度」が42.8%、「転勤の実態」が40.6%となった。
入社後のキャリアプランとして、入社企業の予定勤続年数を尋ねた質問では、「定年まで」が37.7%ともっとも多かった。総合職入社では「定年まで」が35.7%、総合職(エリア総合職、一般職)以外での入社では「定年まで」が46.4%と、いずれも定年まで勤めたいという回答が最多となっている。
今後のキャリアプランとして、育児休業を取得したいか尋ねた質問では、「(自身が)取得したい」が79.7%、「(配偶者に)取得してほしい」が56.4%となった。
就職活動中に男女差を感じた経験があるかを尋ねた質問では、「まったくなかった」が46.2%で最多となった。一方、「よくあった」は4.8%、「たまにあった」は19.7%となり、男子の「よくあった」(3.1%)、「たまにあった」(9.4%)という回答よりも女子の方が多くなっている。
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