ライボは、同社が運営するキャリアや就職・転職全般に関する研究や各種調査を行う機関である「Job総研」が2023年卒学生を対象に実施した、「Job総研23年卒 就活実態調査」の結果を3月14日に発表した。同調査は、3月2日~8日の期間に行われ、238名から回答を得ている。
調査対象者に、SNSで就活やインターンに関する情報収集をしていたかを尋ねたところ、していたとする回答が75.2%を占めた。
SNSの情報から興味を持って企業エントリーした経験があるかを尋ねた質問では、34.9%がエントリー経験があると答えている。
就職活動で使用されているSNSとしては、「Twitter」(71.7%)、「LINE(オープンチャットを含む)」(66.1%)、「YouTube」(47.2%)、「Instagram」(45.0%)、「note」(5.0%)が上位を占めた。
普段、SNSをどのくらいの頻度で使用するを尋ねたところ、1日に「1~3時間」(43.3%)が最多となっており、「4~6時間」(23.5%)がそれに続いている。
SNS活用の見直しをしたことがあるかを尋ねた質問では、「見直したことがある」という回答が35.3%だった一方で、「見直したことがない」「アカウントも持っていない」という回答が64.7%に達した。「見直したことがある」と答えた人は「見られたくないアカウントに鍵をかけた」(15.1%)、「特定されないように別のアカウントを作成した」(12.2%)、「SNSのアカウント名を実名から仮名に変えた」(3.8%)といった見直しを行っている。また、「見直したことがない」と答えた人は「匿名や非公開のアカウントなので見直したことはない」(50.4%)、「SNSのアカウントを持っていないので見直したことはない」(14.3%)と回答した。
SNSでインターンや就職活動関連の情報収集をしている理由としては、「企業ページや公式アカウントを閲覧するため」(52.5%)がもっとも多く、以下「就活仲間と情報交換をするため」(48.6%)、「企業の最新情報を得るため」(46.9%)が続いている。
SNSを活用した就職活動にデメリットがあると思うかを尋ねたところ、デメリットがあるとする回答が55.0%に達した。
具体的なデメリットとしては、「就活情報の偏りがあるため」(51.6%)が最多となり、「情報過多で意思決定が難しくなるため」(39.1%)、「する必要がないまたは利益がないと考える」(28.1%)がそれに続いている。
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