エイチームフィナジーは、2022年4月からの高校家庭科における金融教育必修化開始にともなって、20~70歳の男女426名を対象に実施した、「学校での金融教育に関する意識調査」の結果を3月16日に発表した。同調査は、2月4日~8日の期間に行われている。
調査対象者に、自身の金融リテラシー(お金に関する知識)は高いと思うかを尋ねたところ、「高いと思わない」(43.2%)がもっとも多く、「どちらでもない」(30.8%)がそれに続き、「高いと思う」は17.1%に留まった。
正しく仕組みを理解していると思う金融商材について尋ねた質問(複数回答)では、「クレジットカード」(54.2%)が最多となり、以下「特になし」(38.7%)、「保険」(35.7%)が続いている。
成人になる前に正しく習っておきたかったお金の知識(複数回答)としては、「お金の増やし方」(49.3%)がもっとも多く、「お金の管理の仕方」(43.7%)がそれに続いた。
お金の知識がないことで、困った経験があるかを尋ねたところ、困った経験が「ある」という回答が42%に達している。具体的には、「保険や金融商品の説明を受けてもその商品が適切な価格設定なのか判断がつかなかった」「勧められるがままに金融商品を購入し、無駄な支出をしてきてしまった」といった回答が寄せられている。
学校の授業で金融教育を受けておきたかったと思うかを尋ねた質問では、「金融教育を受けておきたかった」という回答が65%を占めた。
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