Libryは、同社が提供しているデジタル教材「Libry(リブリー)」を導入している愛媛県立松山南高等学校の生徒を対象に実施した、「デジタル教材の学習効果に関するアンケート調査」の結果を2月28日に発表した。同調査は、愛媛県立松山南高等学校の1年生(理数科)と2年生(文型)に対して行われ、1年生31名、2年生34名から有効回答を得ている。
同校は、 2020年から「自学自習の効率化」をおもな目的として、 理科「地学」を皮切りに「Libry」を導入。「数学」「英語」「理科」(化学・生物・物理・地学)の3教科6科目で「Libry」を活用している。
今回の調査対象者に、理科の学習(演習)をする上で「Libry」と他の書籍の問題集を比較して、どちらが学習効果が高いと感じるかを尋ねたところ、2年生(文型)では「Libry」と「どちらでも同じ」を合わせた8割がポジティブな回答だった。1年生(理数科)でも、ポジティブな回答が7割を占めている。
教員用ツール「Libry for Teacher」による、単元ごとの問題配信は、これまでの定期考査の勉強において効果があったかを尋ねた質問では、2年生(文型)の97%、1年生(理数科)の90%がポジティブな回答をした。
そのほか、デジタル教材の活用で定性的に生徒が感じたメリットとしては、以下があった。
- 学習する場所を選ばない
- 宿題を解答したノートが常に手元に残る
- 学習のペースメイクを支援できる
また、定性的に教員側が感じたメリットとしては、以下があった。
- 宿題に関する業務負荷軽減
- 生徒の理解度を把握して授業改善
Libryでは、今回の調査を実施した愛媛県立松山南高等学校の教員をはじめ、「Libry」を教科指導で活用している教員が登壇して活用実践例を紹介するオンラインセミナーを予定している。参加対象は学校教員や教育委員会および学校関係者で、実施日時は以下のとおり。
- 3月19日17時~18時:愛媛県立松山南高等学校の若山勇太氏による「生物」
- 3月24日17時~18時:明治学院東村山高等学校 数学科の安井有介氏による「数学」
- 3月25日17時~18時:岡山県立瀬戸高等学校の山片大典氏による「数学」
- 3月26日17時~18時:神奈川大学附属中・高等学校の佐藤克行氏による「物理」
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