Melonは、日本ではじめて子ども向けマインドフルネス動画プログラムを全国複数の小学校へ提供し、その効果を統計的に実証したことを、2月16日に発表した。これを受けて、全国の小学校に同動画プログラムを無償で提供する。
同プログラムは、マインドフルネスによる子どものメンタル面での効果の検討を目的に、2グループに分けて検証が行われている。
第1グループは1学期(2021年5月24日~7月17日)、第2グループは2学期(2021年9月27日~11月20日)に、全国7校の小学校における4~6年生279名に対して、小学生向けのマインドフルネス・プログラムを実施し、その前後で効果測定の質問票に回答してもらった。
同社が開発した、1回約10分のマインドフルネス動画によるプログラムを、8週間にわたって視聴、実践してもらった。マインドフルネス動画は、今回の小学校へのプログラム導入に向けて、アニメーションやわかりやすい表現を用いて開発され、「呼吸を観察するマインドフルネス」「体を動かすマインドフルネス」など、さまざまなマインドフルネス・プログラムを、動画を見ながら実践してもらっている。
同プロジェクトの実施後、子どもたちの71%にストレス反応の改善がみられ、マインドフルネスを約2か月継続することで、小学生でもストレス解消効果がある可能性が統計的に実証された。
今回の実証実験の結果を受けて、同社が新型コロナ禍で学級閉鎖などの影響を受けている子どもたちのメンタルヘルス改善を目的に、全国の小学校に同プログラムを無償提供する。さらに、教員向けの研修プログラムを、同社が運営する「MELON ONLINE」にて提供している。
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