NEXERは、同社が運営する日本トレンドリサーチが実施した、「成年年齢引き下げ」に関する調査の結果を1月31日に発表した。同調査は、30代以下~70代以上の男女1200名に対して、1月21日~26日の期間に行われている。
調査対象者に、2022年4月から成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられることを知っているかを尋ねたところ、「知らなかった」という回答が15.3%に達した。
年代別では、40代以下での「知っていた」という回答は8割以下だったが、70代以上では94.2%が「知っていた」と答えている。
成年年齢が18歳に引き下げられることについて、どのように思うかを尋ねた質問では、「20歳のままでよいと思う」が40.7%を占めた。
年代別では、30代以下~50代で「20歳のままでよいと思う」という回答が多く、60代では「18歳に引き下げたほうがよい」が38.8%でもっとも多く、「20歳のままでよいと思う」を上回っている。70代以上では「20歳のままでよい」「18歳に引き下げたほうがよい」が、どちらも37.9%で同率となった。
政府広報オンラインのホームページで「18歳になったらできること」として紹介されている項目について、「今まで通り20歳になってからのほうがよい」と思うものがあるかを尋ねたところ(複数回答)、「親の同意がなくても契約可能」(50.3%)が最多となっている。
女性の結婚可能年齢が、18歳に引き上げられることを知っているかを尋ねた質問では、「知っていた」が40.2%に留まり、「知らなかった」という回答が半数超を占めた。
年代別では、60代で「知っていた」という回答がもっとも多い(46.3%)。
女性が結婚できる最低年齢が、16歳から18歳に引き上げられることについて、どのように思うかを尋ねたところ、「18歳に引き上げたほうがよいと思う」が60%を占めており、男性よりも女性の方が「18歳に引き上げたほうがよいと思う」という回答が10ポイント多かった。
年代別では、すべての年代で「18歳に引き上げたほうがよいと思う」が半数超に達しており、とりわけ40代では65.4%を占めている。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア