佐野学園が運営する神田外語グループは、読売新聞社と共催した「第10回全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」にエントリーした、全国の大学生、大学院生、短期大学生、専門学校生および4年次以上の高等専門学校生を対象に実施した、アンケート調査の結果を1月20日に発表した。同調査は11月27日~12月13日の期間に行われ、73名から回答を得ている。
「全国学生英語プレゼンテーションコンテスト」では、事務局が定める3つのテーマの中から1つを選んで応募する形式となっているが、調査対象者に応募時に選んだテーマを尋ねたところ、「見破れフェイクニュース!偽情報に惑わされないアイデアを提案」が22%、「SDGs達成のために私たちが継続して出来ることを提案!」が49%、「あらゆるデータを活かして価値を最大化 学校のDX化を提案!」が29%だった。
「見破れフェイクニュース!偽情報に惑わされないアイデアを提案」を選んだ理由としては、「自分自身がフェイクニュースに惑わされた経験を他の人にしてほしくなかったため」「コロナ禍でフェイクニュースに触れる機会があり、フェイクニュースに興味をもったため」などの回答があった。
「SDGs達成のために私たちが継続して出来ることを提案!」を選んだ理由としては、「日頃からSDGsの活動に取り組んでいるため」「学校がSDGs教育を推進しており、1番身近な社会問題であると感じたため」などの回答があった。
「あらゆるデータを活かして価値を最大化 学校のDX化を提案!」を選んだ理由としては、「自身の専門が教育分野であり、このテーマに関して自身の知識を生かしながらプレゼンテーションをしたいと思ったため」「教育に関心があり、またデジタル化の遅れや教育格差に問題意識を以前から抱いていたため」といった回答が寄せられている。
オンライン開催となった2次予選に対しては、6割超が「とてもよい」「よい」と答えており、7割が2次予選におけるオンラインプレゼンテーションで「実力を発揮できた」と回答した。
オンラインと対面で、プレゼンテーションの仕方に違いを感じたかを尋ねた質問では、9割超が違いを感じており、その理由として「アイコンタクトが取れているかがわからない」「どうしても画面内に収めないといけないので、ジェスチャーが難しい」といった回答が寄せられている。
海外留学の有無を尋ねたところ、新型コロナ禍の影響もあってか、約半数が留学未経験という結果となった。
留学未経験者に、海外への留学意向を尋ねた質問では、8割超が留学の意向を示している。
留学経験者の留学先としては、欧米諸国が多くを占めた。
インターンシップが必要だと思うかを尋ねたところ、「必要だと思う」という回答が9割超に達しており、その理由としては「就職活動に役立つ」「就職活動が情報戦になりそうだから」といった意見が寄せられている。
企業でのインターンシップ参加経験の有無を尋ねた質問では、参加経験は5割未満に留まった。
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