リクルートマネジメントソリューションズは、2022年卒予定の大学4年生、修士2年生を対象に実施した、「大学生の就職活動調査2021」の結果を12月20日に発表した。同調査は、7月14日~19日の期間に行われ、1287名から有効回答を得ている。
調査対象者に、インターンシップ・1day仕事体験に参加したことがあるかを尋ねたところ、「参加したことがある」という回答は、2017年卒から約20ポイント増の約70%に達した。
インターンシップ・1day仕事体験への参加目的を尋ねた質問では、「業種理解」がもっとも多かったが、その企業の社風・職場の雰囲気、業務理解、企業の深い理解を目的としている人も多い。
選考における、Web面接の有無を尋ねたところ、87.2%が「Web面接を経験した」と答えている。また、最終面接でも63.6%がWeb面接を経験していることが明らかになった。
内定(内々定)を得ている学生のうち、7月時点で2社以上から内定(内々定)を得ているのは57.1%となっている。
重視したい社風を比較すると、「協調/親和」カテゴリの「相互の思いやりとあたたかさ」「オープンなコミュニケーション」の方向へと、徐々にグラフが大きく張り出す傾向がみられる。また、就職活動の手法や響く価値が変化する中でも、学生が企業に応募する動機は大きくは変わらず、業界、勤務地、製品・サービスに対する親近感がきっかけとなっている。さらに、近年では「知名度やステータス」の選択率が高まる傾向もみられた。
内定(内々定)企業への志望度向上において特に影響が大きかったこととして、近年は「インターンシップ」の影響も大きい。しかし依然として「面接」という回答が最多となっている。
就職活動中に強く知りたいと思っていた情報を尋ねたところ、社内の人間関係・職場の雰囲気、具体的な仕事内容や進め方、勤務時間といった、自身が働くことをイメージできるような情報を求めていることがわかった。ほかにも、「採否の基準や理由」「社員の会社への不満・会社の弱み」を挙げる回答もあったが、そういった情報は知ることができなかったという回答が多くを占めている。
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