レキットベンキーザ―・ジャパンは、「薬用せっけんミューズ・Preschool Education Program」を11月10日に開始した。
同プログラムは、子どもたちの手洗い習慣の定着と継続を目的に、全国保育園保健師看護師連絡会による監修のもと、幼稚園・保育園での手洗い教育をサポートする。
同プログラムでは、対象の幼稚園・保育園における正しい手洗いの教育プログラムとして、子どもたちの自主性を育む「正しい手洗いの知識」のツール提供と幼稚園教諭・保育士セミナーの実施、正しい手洗い実施表彰制度を実施することで、子どもたちが園で手洗いを楽しく学び、習得する機会づくりの支援を行う。
「正しい手洗いの知識」ツールとしては、“みゅーずおうじ”が正しい手洗いを歌とダンスで紹介する「手洗い絵本」をはじめ、正しい手洗いに必要な時間(40秒〜1分)と覚えやすいメロディの手洗いソング「みゅーずおうじとあわわのうた」を制作するとともに、「手洗いシールブック」も用意している。
まずは100か所の幼稚園・保育園からスタートし、2022年春には園数の拡大を予定する。
同プログラムの実施に先立ち、関東圏の幼稚園・保育園に対して7月~9月の期間に行われた「手洗い実態調査」(有効回答数:100園)によれば、95%以上の園で「外遊び後」「粘土や糊・絵の具を使った後」「トイレ後」といった汚れや菌を実感しやすいタイミングや、「食事前」「おやつ前」といった食前タイミングで手洗いが実施されている。
もっとも多かった手洗い時間は30秒と、厚生労働省が推奨する手洗い時間(40秒~1分)を下回っており、手洗い時の泡ハンドソープの使用は約8割だった。
そのほか、幼稚園の教員や保育士の約7割が、厚生労働省が推奨する「正しい手洗い・6つのステップ」を指導する自信がない、と答えている。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア