内田洋行、文科省CBTシステム「MEXCBT」に使われてきた学習eポータル「L-Gate」製品版を本格提供

　内田洋行は、文部科学省のCBT（Computer Based Testing）システム「学びの保障オンライン学習システム（MEXCBT：メクビット）」で使われてきた学習eポータル「L-Gate（エルゲート）」製品版の本格提供を、11月下旬に開始する。

　「MEXCBT」は、オンライン上で国や地方自治体などが作成した問題を活用して、テストやアセスメントを行うCBTシステムとして、文部科学省において開発が進められてきた。

　令和2年度（2020年度）事業でプロトタイプ版が開発され、令和3年度（2021年度）上半期までで累計約14万名の児童・生徒および教員が学習eポータルを通じて実証に参加しており、11月下旬に対象を希望する全国すべての小中高等学校に拡大し、機能拡充版の提供が開始される。

　内田洋行は、「MEXCBT」開発当初から事業に参画し、構築に関わっており、「MEXCBT」には同社が独自に開発している学習eポータル「L-Gate」の基本機能が活用されている。

　「L-Gate」は、他社システムとの相互利用を重視し、「IMS GLC」の技術標準に準拠して開発されている。「MEXCBT」との接続には「LTI（Learning Tools Interoperability）」が用いられるほか、校務支援システムなどとの名簿連携には「OneRoster」に準拠したデータ連携など、「IMS GLC」が提供する多くの技術標準の活用を予定する。これにより、各種システムやデジタルコンテンツとのスムーズな連携を想定した「デジタル・エコシステム」を形成し、特定のベンダーにとらわれない、オープンなシステム展開を目指す。