ディスコは、2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に実施した、10月1日時点での就職活動に関する調査結果を10月26日に発表した。同調査は、ディスコが運営する「キャリタス就活2022」の学生モニターに対して、10月1日~7日の期間に行われ、1116名(文系男子:347名、文系女子:330名、理系男子:308名、理系女子:131名)から回答を得ている。
調査結果によれば、10月1日時点での内定率は88.4%で、前年同期実績(88.6%)をわずかに下回った。なお、就職活動を終了した人は85.7%に達しており、文系が理系を上回っている。
就職先が決まっていない学生の今後の予定のうち、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」(54.7%)は、前年調査(58.7%)より減少した。
中小企業への選考応募状況を尋ねたところ、「面接試験を受けた」という回答が57.4%に達しており、平均社数は3.1社となっている。中小企業の選考を受けた理由としては、「会社の雰囲気がよい」が38.0%、「やりたい仕事に就ける」が37.3%だった。
内定式・内定後のフォローを尋ねた質問では、内定式があったという回答が67.3%と、新型コロナ禍以前(2020年卒、75.1%)と比較して、7.8ポイント減少している。また、企業に望むフォローの頻度は「1カ月に1回程度」がもっとも多く、文理での差は見られなかった。
就職活動の費用は平均6万1212円で、前年(9万7535円)より3万6000円あまり減少し、新型コロナ禍前の半額以下となっている。
就職活動で大変だったこととしては、「エントリーシート」が1位で、「自己分析」がそれに続いた。全体的に、多くの項目で新型コロナ禍前よりポイントが増加している。
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