アドビは、2020年に引き続き、北海道大学との共同研究においてデジタルリテラシーの向上を通して創造的問題解決能力の育成を目的としたオープン教材全3章を完成させ、教員向けの無償コミュニティサイト「Adobe Education Exchange(AEE)」にて、10月15日に公開を開始した。また、同教材の第1章部分を英語化し、英語圏の教育者100万人以上に向けて公開している。
今回公開された教材は、2020年に作成された「デジタルプロダクトの読解」に続く、第2章「デジタルプロダクトの設計」、第3章「デジタルプロダクトの制作」で、同教材によってデジタルリテラシーに関する教育を行う教育者と、基礎を学びたい学習者双方を支援する。
第2章「デジタルプロダクトの設計」では、デザイナーが創造的問題解決に取り組む際に心がけている「正しい問題を発見し, 正しい問題を解く」プロセスに着目し、デザイン思考を活用して探究的な課題解決にとりくむ方法を学ぶ。
第3章「デジタルプロダクトの制作」では、デジタル社会における創作と共有の文化である著作権とライセンスの基本について学ぶとともに、デジタル画像の編集に焦点をあて、言語表現と視覚表現を組み合わせて、デジタルツールを介したコミュニケーションを強化する方法を学習する。
なお、第1章「デジタルプロダクトの読解」の英語化に引き続き、今後残りの章も順次英語化し、公開を進めていく。
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