キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、教育機関向けソリューション「in Campus」シリーズの新サービスとして、「in Campus IR」の提供を11月下旬に開始する。
「in Campus IR」は、「基本導入サービス」「データ連携サービス」「ダッシュボード作成サービス」「業務支援・コンサルティングサービス」など、各種サービスを用意しており、各大学の環境や用途に合わせて導入できる。
基盤サービスとしては、大学内に保持されているデータ資産を一元的・統合的に蓄積するデータベースを提供し、入試、教務・学務、就職、図書館といった多様な学内システムのデータを集約することによって、統計・分析、各種報告資料の作成を可能にする。
「基本導入サービス」では、「in Campus IR」データベース、3種類の標準分析用ダッシュボード、クライアント向けパソコンのセットアップサービスを提供し、データを入力標準フォーマットに合わせて取り込むことで、分析・可視化を始められる。
さらに、「in Campus」シリーズとの連携によって、情報収集、学修状況(アクティビティログ)、学生へのフィードバック・個別指導といった拡張にも対応する。具体的には、ポータルを利用した各種アンケート収集・蓄積・分析の容易な実現や、LMSによる学習時間の収集・分析から脱落する学生の傾向分析、ポートフォリオとの連携による学生ごとの成績統計データ提供といった、教育のデジタル化を推進する。
ほかにも、顧客環境に合わせてデータ連携の仕組みをカスタマイズしたり、分析用ダッシュボードを追加したり、出力レポートを変更したりなど要望に合わせたサービスを提供するとともに、システム保守、定期的な運用相談やコンサルティングといったサービスを組み合わせることで、継続的な「教学IR」の運用を実現する共想共創パートナーとしてのサポートを行う。
なお、「in Campus IR」は大学におけるデータ分析のノウハウ・実績を持つ、シンクベースとの協業によって提供される。
また、10月8日14時~15時30分には「in Campus IR」について紹介する、「キヤノンITSとシンクベースで支援する大学IR」と題したウェビナーを開催する。参加費は無料で、事前登録が必要となる。定員は100名。
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