チエルは、同社の提供する語学学習支援システム「CaLabo MX」およびクラウド型授業支援システム「CaLabo Cloud」において、教員・学生用画面に加えて管理者向けインターフェースにも、5月に英語表示機能を搭載した。

「CaLabo」シリーズは、全国1300校以上、海外20か国以上の教育機関で導入されている。変化し続ける学習形態に合わせて、BYODの導入支援、生成AIの利活用、学習履歴の統合といった、常に最適な学習環境を提供している。
しかしながら、近年は情報化が急速に進展し、言葉の壁が教育を受ける機会の不公平につながってしまう可能性がある。同社では、同シリーズの有する学習効果の向上、教員の負担軽減、多様な学習スタイルへの柔軟な対応といったメリットを、より多くの国の教育機関、教員、学習者に届けたいという強い思いから、グローバル対応の開発に至ったという。
今回の、管理画面の英語対応によって、海外の教育機関でも「CaLabo MX」や「CaLabo Cloud」がより親しみやすく、導入・運用もスムーズになる。

「CaLabo MX」は、語学の「聞く・話す・読む・書く」に特化したクラウド型のMALL(Mobile Assisted Language Learning)システム。AIによる自動採点機能や教材作成支援ツールを搭載し、BYOD環境での活用に最適化されている。授業運営に必要な機能と、授業外での課題管理、スマートフォンでの学習も一元的に管理できるので、学習効果の向上と教員の負担軽減に役立つ。
おもな特長は以下の通り。
- 音声認識による自動採点機能(シャドーイング、ディクテーション):客観的評価による学習効果の可視化
- STT(Speech to Text)/TTS(Text to Speech)機能による教材作成支援:多様な教材を効率的に作成し、授業の質を向上
- 自学自習に活用できる豊富な教材コンテンツ:学習者の自主性を育み、学びを深めるための多様なリソースを提供
- 学習活動の記録と可視化による学習指導の質向上:データに基づいた、より個別最適化された指導を実現
「CaLabo Cloud」は、特別なアプリケーションのインストールを必要としない、Webブラウザベースのクラウド型授業支援システム。BYOD環境でも学習者画面のモニタリング、ファイル配布・回収、発表といった、授業支援機能の利用が容易で、インタラクティブな授業進行を実現する。また、Moodle、Microsoft Teams、Google Classroomといった製品との連携も可能となっている。
おもな特長は以下の通り。
- BYOD/個人端末でのインタラクティブな授業支援:場所やデバイスに縛られない、柔軟な学習環境を提供
- クラウド型サービスによる授業関連情報の管理:出席情報、ファイル、コミュニケーション履歴などを一元管理し、効率的な授業運営をサポート
- Moodle、Microsoft Teams、Google Classroomとのシームレスな連携:既存のLMS/コミュニケーションツールとの連携で、より統合的な学習環境を実現
- 学習履歴の一元管理による授業の振り返り支援:授業データの分析に基づき、より効果的な指導方法の確立を支援
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