リクルートは、同社が提供するオンライン学習サービス「スタディサプリ」について、全国の学習塾向けにサービス提供を開始することを9月15日に発表した。
「スタディサプリ」は2012年のサービス開始以降、インターネットを通じて学習コンテンツを低価格で提供している。スマートフォンやPCから講師の授業をいつでもどこでも受けることができ、現在は全国の高校約2000校に導入されている。
今回、人員不足や授業以外の業務による多忙から、生徒一人ひとりに合わせた指導が十分にできていない現状の改善に向けて、学習塾向けサービスの提供が開始される。具体的には「スタディサプリ」を活用することで、「テクノロジーを用いた生徒一人ひとりの弱点把握と、個別最適された学習内容の提供」による生徒の成績を確実に上げるサポートが行われる。
学習塾向け提供機能概要
生徒の理解度を細かく把握するためのアセスメント「単元テスト」
Web上で配信・回答ができ、各単元の内容の理解度を網羅的に測ることが可能。
生徒の学習状況を可視化するシステム「スタディサプリ for TEACHERS」
「単元テスト」の結果から、生徒の学習理解度を確認・分析が可能。
個別最適な弱点克服
「単元テスト」の小問単位で、生徒一人ひとりのつまずきに連動した個別最適な課題を手間なく配信することが可能。
また、生徒とのコミュニケーション機能やアンケート機能も利用できるため、塾運営のDX化も支援される。初年度である2021年度は、2022年3月末までの利用で、全国約240教室の塾での導入が決定している。
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