電子学園は、2019年4月の学校教育法一部改正にともない、実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関として、「専門職大学」開学の構想を12月4日に発表した。同大学の設立は2020年4月を予定している。
「専門職大学」は、2019年度から設置される新区分の高等教育機関で、職業実践教育に特化しており卒業単位の3~4割以上が実習などの科目になるほか、専任教員の4割以上を実務家が担うなど、従来の大学以上に職業と直結した実践的なカリキュラムとなる。卒業時には、大学と同等の「学士(専門職)」学位が与えられる。
電子学園が2020年4月の開学を構想する「i専門職大学(仮称)」は、本校舎を東京都墨田区に設立予定で、「変化を楽しみ、自ら学び、革新を創造する」を理念に、ICT分野にフォーカスした職業教育を実施する。
また、“3つの挑戦”として、社員・起業の経験機会を学生全員に提供・支援する「全員社員+全員起業」、国内外のICT企業・大学との連携や、教育分野における構造改革特区の企画・設計を行う「知のハブ+教育特区」、本校舎のある墨田区で産・官・学の連携によってICTを活用した地域創生プラン(墨田区モデル)を展開する「地域創生モデルの構築」を行う。
なお、学長には慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授である、中村伊知哉氏の就任を予定している。
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