カタリバは、生徒主体で校則・ルールを見直す「みんなのルールメイキングプロジェクト」の当事者・サポーターたちが校則を見直していく上で大切にしたいポイント・方針をまとめた「ルールメイキング宣言」を作成するにあたって、宣言の内容を検討する「みんなのルールメイキング委員会」を発足するとともに、同委員会メンバーを全国の中高生から募集する。
カタリバでは、2019年から「みんなのルールメイキングプロジェクト」に取り組み、プロジェクトに賛同する学校とともに、生徒たちの校則見直しのサポートを行っている。「ブラック校則」と言って校則を非難したり、生徒VS学校という対立構造に当てはめたりするのではなく、既存の校則やルールに対して生徒が主体となり、先生・保護者など関係者との対話を重ね、納得解を作ることを通して、課題発見・合意形成・意思決定をする力を高めていくことを目指している。
「みんなのルールメイキング委員会」は、同プロジェクトによる取り組みの中で、「ここは欠かせないポイント」「活動を始める前に知っておきたいこと」などが見えてきたことや、同プロジェクトによって得た知見やノウハウをまとめて、より広く知ってもらうことで、全国の校則見直しがよりスムーズに進んだり、ルールメイキングという活動が普通に行われる世界になっていったりするかもしれない、という気づきから発足した。
今回の中高生メンバーの募集では、自らが主体となって立場や価値観の異なる関係者(教員・保護者・地域住民・企業・有識者など)とともに、対話的に校則・ルールの見直しに取り組んだことがある/取り組んでいる、という中高生の参加を求めている。
メンバーになったらできることは、以下の通り。
- 「ルールメイキング宣言」公開トークセッションへの参加
- プロジェクト公式サイトへの名前(個人名・学校名)の掲載、および取り組みの紹介
- 「みんなのルールメイキングプロジェクト 全国生徒交流会」への参加(9月、12月)
- 「ルールメイキング宣言 公開イベント」への参加(11月)
- 「みんなのルールメイキング委員会 認定書」の授与
メンバーとして求めている人材は以下の通り。
- 生徒が主体となって、校則を変えるという体験をしたことがある
- 教員・保護者・地域住民など、立場や価値観の異なる人と一緒に、校則のあり方について検討したことがある(例:三者協議会など)
- 教員との「対立」ではなく、「対話」を通して、校則の見直しを進めていきたいと思っている
- 自分たちの校則(=当たり前)を見直すことで、学校をもっとよりよい場所にしていきたいと思っている
- 校則・ルールの見直しに取り組んでいる全国の中学生・高校生とつながりたい
- 全国で始まりつつある「校則・ルールの見直し」の取り組みを、もっと広げていきたい
募集受け付けは8月11日までで、定員は6~12名程度。定員に達し次第、募集を終了する。
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