コードタクトは、同社の社内チームである教育総研が、振り返り(リフレクション)やグループリフレクションが児童生徒に与える影響を明らかにすべく、市川学園市川高等学校と合同で実証研究を実施。授業での振り返りテキストを独自のAIで分析・振り返りの質を判定し、授業設計や生徒支援に活かすための研究を行い、その結果を7月7日に発表した。
実証研究は1~3月の期間に、市川学園市川高等学校の1年生に対する物理の授業において行われ、飯高匡展先生からのデータ提供・実践協力のもと、振り返りの質についてのAI分析と生徒へのフィードバック、学習についての考え方や動機づけを問うアンケートによって構成されている。
同実証では、生徒の振り返りの質の向上が見られるとともに、振り返りがよく書けるようになった生徒は、学期末試験の点数が向上している傾向が明らかになった。
この結果を受けて、同校の教員からは、
- 実証研究を通して、改めて振り返りの重要性や可能性を実感した
- 物理では「問い立て」が重要であり、他生徒の振り返りを見ることで「問い立て」ができるようになった生徒が増えたことは大きな意義があった
という声が寄せられている。
コードタクトは今後、振り返りテキストAI分析の精度を上げるとともに、これらの機能を用いてどのような学習支援や評価への反映ができるかなど、さらなる活用の可能性を探っていく。
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