アメリカにおけるコンピュータサイエンス教育――Code.orgによるHour of Codeの取り組みを踏まえて(前編)
グロプロ~世界におけるプログラミング教育と、その可能性~ 第3回
今年も12月4日から1週間の、Computer Science Education Week(コンピュータサイエンス教育週間)が始まります。これはアメリカのNPO法人、Code.org (コードドットオルグ)が、高校卒業までにコンピュータサイエンスへの興味関心を喚起する目的で設定してるものです。日本では、Hour of Code(アワーオブコード)と呼ばれる、「この週間のうち、せめて1時間はコンピュータサイエンスについて学校や課外活動で学んでみよう」という推進活動の方が知られているかもしれません。連載第3回となる本稿では、コンピュータサイエンス教育週間とHour of Codeを推進するCode.orgについて、なぜこういった取り組みを行うのか、その背景として、アメリカにおいてコンピュータサイエンス教育はどう扱われているのかを、前後編にわたってお伝えします。
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鵜飼 佑(ウカイ ユウ)
慶應義塾大学環境情報学部卒業後、東京大学大学院修士課程修了。水中ロボットを用いた水泳教育支援システムの研究開発を行い、2011年には情報処理推進機構より未踏のスーパークリエータに認定される。その後マイクロソフトのオフィスやマインクラフトエデュケーション開発チームにてプログラムマネージャを務め、Off...
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