学情は、全国の大学キャリアセンターにおける就職指導担当者を対象に実施した、「就職支援」に関するアンケート調査の結果を、5月31日に発表した。同調査は、5月10日~14日の期間に行われ、271名から有効回答を得ている。
調査対象者に、2022年卒学生からの「就活相談」が、前年と比較して増えているかを尋ねたところ、「増えている」は26.6%、「どちらかと言えば増えている」は31.0%と、合わせて57.6%の大学で就活相談が増えていることがわかった。
2022年卒学生からの「就活相談」が増えている理由としては、「就活環境に不安を感じる学生が増えているから」(82.7%)がもっとも多く、以下「就活環境が悪化しているから」(35.3%)、「就活についての知識・情報が不足しているから」(32.7%)が続いている。
「就活相談」で多い内容としては、「ESや面接の具体的な添削・指導をしてほしい」(88.6%)が最多で、「情報収集の機会を得にくく、志望する業界・職種を絞れていない」(50.2%)、「就活スケジュール・やり方等基礎から教えてほしい」(41.0%)がそれに続いた。
2022年卒学生に対する「就職支援」として実施している内容を尋ねた質問では、「オンラインでの面談」(94.5%)がもっとも多く、「リアルでの面談」(88.9%)が続いている。また、「保護者からの相談受付」(27.7%)と「保護者へのメール配信」(6.6%)を合わせた約4分の1の大学では、学生だけではなく保護者にも「就職支援」を実施していることが明らかになった。
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