デジタルクローンやパーソナル人工知能を開発するオルツは、「AI GIJIROKU(AI議事録)」の業種別音声認識機能として、教育機関向け「世界史」音声認識強化エンジン「世界史GIJIROKU」の提供を、5月24日より開始した。
「AI GIJIROKU」は従来、録音音声の書き起こしや手書きメモを手入力することが基本であった議事録を、リアルタイムにテキスト化するサービス。
各種教育機関や学習塾がオンライン授業への対応を進める中、授業の音声文字化に対するニーズも高まっている。しかし、汎用的なエンジンでは教育分野ごとの特殊用語などに対応できず、教育現場の求める精度に達していないという課題があった。
同社はこの課題解決に向け、「AI GIJIROKU」の業界分野別音声認識強化エンジンの1つとして「世界史」に特化した音声認識モデルの学習を進めてきた。
「世界史GIJIROKU」によって、授業内容の高精度な音声認識が可能となり、授業記録の効率化を図ることができる。
現在同社は、先に発表した「日本史」と併せ、他学科のモデル生成も進めている。さらに教育機関に提供されるeラーニングなどの各種アプリケーションに「世界史GIJIROKU」の機能を導入できるよう、APIも準備中。
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