C Channelは、同社が運営するママ向け動画メディア「mamatas」の「mamatas labo」が実施した「子どものランドセル事情と教科書事情」に関するアンケート調査の結果を受けて、特別企画「ランドセルを軽くしよう!プロジェクト」を急遽立ち上げることを、2月16日に発表した。
調査結果によれば、82%の保護者が小学生のランドセルは重すぎると回答している。(調査実施期間:1月11日、有効回答数:4111件)
8割超の子どもが、体重比2割以上のランドセルを背負って毎日通学しており、73%の子どもが「荷物が重い、つらい」と主張していることがわかった。(調査実施期間:1月8日~1月17日、回答者数:455人)
毎日学校に持っていく荷物の中では、教科書や教材のほか、水筒の負荷が大きい。
日々の荷物の総量平均は、3kg台と4kg台がそれぞれ約3割に達している。さらに週末週初になると、5kg台が普段は16.9%だったところ、30.8%に増加し、6kg以上は普段の15.0%から39.4%に増加している。
重い荷物の影響による症状としては、姿勢の歪み、身体の痛み、肩こりなどが多く、6割超の子どもが何らかの症状を訴えており、保護者の77.1%が重い荷物を持って通学することについて「よくない」と回答した。
「置き勉」については、保護者の88.6%が賛成と答えている一方で、「置き勉」を認めている学校は39.3%に留まっている。
また、「置き勉OK。持ち帰りなし」という学校は1.8%で、「置き勉」が認められている学校でも「特定教科限定」「宿題や家庭学習用に持ち帰る」などの条件が設けられている場合が多い。
学校での、子どもへのデジタル端末の支給状況は8.1%で、教科書のすべて/一部のデジタル化も1割程度だった。
教科書や教材のデジタル化については、61.8%の保護者が「賛成」と答えており、9割以上がデジタル化に肯定的で、「すべて紙でよい」は4.4%に留まっている。
これらを受けて立ち上げられた「ランドセルを軽くしよう!プロジェクト」では、「置き勉」と「デジタル教材」の推進を嘆願するオンライン署名を通じて、「子どもたちの荷物を少しでも軽くしてあげたい!」という思いを文部科学省へ届ける。また、「小学生のランドセルが重すぎる」問題について教育評論家の尾木直樹氏(尾木ママ)に取材した様子を、2月13日から4回にわたって動画配信する。
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