コドモンは、同社が展開するこども施設向けICTシステム「CoDMON」を導入している保育所を対象に実施した、シフト作成に関するアンケート調査の結果を、1月26日に発表した。
同調査は、2020年12月16日~2021年1月9日の期間に行われ、154件の回答を得ている。
調査対象の保育所に、シフト作成にかかる時間の月平均を尋ねたところ、「3時間以上」という回答が61.7%に達した。
シフトが問題なく運用できるようにするために、作成の際に考慮している要素を尋ねた質問(複数回答)では、人間関係やスキルなど明文化しにくい内容を挙げる回答も多く、そこに前後の勤務時間とのバランスや個人の希望など細かく複雑な条件が追加されるため、シフト作成にはかなりの労力が必要と予想される。
シフトを作る上でよくあるミスや困っていることとしては、「実績管理がしづらい」「勤務の変更などあった場合、全職員への周知が難しい」「有給・振替休日の取得、研修日程を考える必要がある」「職員が休んでも困らないような体制を考えること」などの回答が寄せられた。
シフトの作成に使用するツールとしては、「エクセル」(76%)が圧倒的多数を占めている。
シフトを職員に周知後に、変更することがあるかを尋ねたところ、「変更することがある」という回答が92.9%に達した。
シフト変更の頻度としては、「月に2、3回くらい」(62.2%)が最多で、「1週間に1度は変更有り」(18.2%)、「3日に1度~ほぼ毎日変更有り」(19.6%)がそれに続いている。
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