CA Tech Kidsは、全国No.1小学生プログラマを決めるプログラミングコンテスト「Tech Kids Grand Prix 2020」の決勝プレゼンテーションを12月6日に開催し、各賞の受賞者を発表した。
「Tech Kids Grand Prix」は、“21世紀を創るのは、君たちだ。”をスローガンに、これからの時代を担っていくすべての小学生を対象に実施するプログラミングコンテスト。3年目となる今回の「Tech Kids Grand Prix 2020」は、前年度と比較して1.5倍超となる2189件の応募が寄せられた。
決勝プレゼンテーションでは、愛知県の小学4年生である川口明莉さんによる「マークみっけ! for SDGs」が、第1位である「Tech Kids Grand Prix」に選ばれた。
同作品は、マタニティマークやベルマークといった身の回りにあるさまざまなマークをカメラで撮影して集めることで、SDGsを身近に知ることができる。マークを撮影すると、AIがそれを画像認識して、SDGsの目標種類ごとに図鑑へ登録し、マークを集めながらSDGsについて学べる。
第2位に選ばれたのは、宮崎県の小学6年生である平川晴茄さんの「ぶらっしゅとーく」。新型コロナウイルス感染症の影響で、入院中の祖母に会えなくなってしまったことをきっかけに開発された。離れている人と楽しくコミュニケーションがとれるタブレット端末用アプリで、ユーザーテストを繰り返し、医師からアドバイスをもらうなど、考え抜かれたユーザビリティ・アクセシビリティが特長となっている。
第3位には、東京都の小学5年生である齋藤之理さんによる、宇宙の重力と運動を体験可能な本格宇宙船ゲーム「GRAVITY TRAVEL」が選ばれた。星の万有引力を考えながら減速・加速を行い、うまく周回軌道にのせて目標の星を目指す内容となっている。
そのほか、Cygames賞には長谷部環さんの弾幕シューティングゲーム「Parallel world」、Yahoo!賞には安藤優那さんの新感覚ゲーム「オーロラオーケストラ」、東急賞には千葉紫聞さんのバスケットボールトレーニングアプリ「【B2B】BACK TO BACK」、LINE賞には平川晴茄さんの「ぶらっしゅとーく」(2位と同時受賞)、Cyberagent賞には中島莉衣奈さんの正しい手の洗いかたを学べるゲーム「てあらいマスター」が、それぞれ選出された。
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