みんなのコードと教員主体の任意団体Type_Tは、2020年のコンピュータサイエンス教育週間の最終日である12月13日に、「2020年コロナ禍、小学校で始まったプログラミング教育の実際」と題したオンラインイベントを開催する。
小学校プログラミング教育元年とも言える2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響や全国での一斉臨時休校など、従来の学校教育を揺るがす出来事によって、状況が一変した。また、絶え間なく進化する社会の現状に対して、プログラミング教育からコンピュータサイエンス教育としてアップデートしていくこと、専門的なスキルを持った教員の不足の問題、地域や学校間の格差など、取り組むべき課題は数多く残っている。
そのような中、本イベントではこの1年間の取り組みについて、学校現場、支援団体、研究機関の3つの立場からふり返り、アップデートしていく。
第1部では、みんなのコード代表理事の利根川裕太氏が「小学校におけるプログラミング教育の現在地」をテーマに講演を行う。
第2部では、「コロナ禍におけるプログラミング授業の実践事例」として、小島寛義先生(小山市立東城南小学校)、林孝茂先生(尼崎市立園田小学校)、川上尚司先生(八王子市立第八小学校)、山口禎恵先生(つくば市立学園の森義務教育学校)、上杉泰貴先生(宮城教育大学附属小学校)が登壇する。
第3部では、技術家庭科教育の第一人者である、宮城教育大学の安藤明伸教授を招き、国内初のコンピュータサイエンス教育のカリキュラム開発である、宮城教育大学附属小学校とみんなのコードによる実証研究プロジェクトについて、取り組み状況とこれからの展望が解説される。
なお、本イベントは、12月7日~13日の「コンピュータサイエンス教育週間」に合わせ、米国の非営利教育団体「Code.org(コードオルグ)」が開催するグローバルキャンペーン「Hour of Code(アワー・オブ・コード)」の活動に賛同し、日本国内認定パートナーであるみんなのコードが開催するもの。
開催日時は12月13日の10時~12時。Web会議システムのZoomを使用して行われる。対象者は学校の先生やプログラミング教材企業、小学校のプログラミング教育に関心がある保護者など。参加費は無料で、事前登録が必要となる。
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