ヴィエリスは、東京都内に在住し小学6年生までの子どもを持つ女性を対象に実施した、「インポスター症候群と子育て」に関するアンケート調査の結果を、11月18日に発表した。
同調査は、30~49歳の女性109名に対して、10月26日~27日の期間に行われている。
調査対象者に、知人や友人の子どもの活躍を見ると焦りを感じて、子どもに対して「~さんちの子はこんなに勉強ができるのに」といった態度や言葉でぶつけてしまったことがあるかを尋ねたところ、「年に数回程度行なってしまっている」(20.2%)がもっとも多く、「月に数回程度行なってしまっている」(14.7%)、「月に1回程度行なってしまっている」(11.9%)がそれに続いており、64.2%の母親が「経験がある」と回答した。
「お兄ちゃんなんだから」「女の子なんだから」と子どもを社会通念に当てはめて叱ってしまうことがあるかを尋ねた質問では、「月に1回程度行ってしまっている」(15.6%)が最多で、以下「週に1回程度行ってしまっている」「月に数回程度行ってしまっている」(どちらも11.0%)が続いており、合わせて63.3%に達している。
子どもに、存在を大切に思っていることを言葉にして伝えたことがあるかを尋ねた質問では、「週に数回程度伝えている」(31.2%)がもっとも多く、「月に数回程度伝えている」(26.6%)がそれに続いた。
子どもの意向に添わない習い事を、「子どもの将来のためだから」「自分がやりたかったから」といった理由で続けさせたことがあるかを尋ねたところ、「とてもある」が9.2%、「少しある」が33.9%となっている。
子どものことを、あなた自身の分身や所有物のように「自分と同じように考えるだろう」などとつい同一視してしまうことがあるかを尋ねた質問では、「とてもある」が10.9%、「少しある」が40.4%だった。
子どもと第三者と一緒にいる時、謙遜のつもりで子どもを悪く言ってしまうことがあるかを尋ねた質問では、「とてもある」が10.1%、「少しある」が54.1%となっている。
子どもが「やりたい」と言ったことに対して、チャレンジする機会を作っているかを尋ねたところ、「頻繁に作っている」が31.2%、「少し作っている」が53.2%だった。
自身が自己肯定感を持てているかを尋ねた質問では、「あまり思わない」が34.9%、「全く思わない」が10.1%となっている。
自己肯定感が低い人ほど、自身を過小評価してしまう「インポスター症候群」に陥りやすいといわれているが、「インポスター症候群」にならないために、自分の子どもに自己肯定感を持ってほしいと思うか、という質問では、「とても思う」が57.8%、「少し思う」が36.7%だった。
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