明日香は、現役保育士を対象に実施した「保護者に知って欲しいこと」に関する意識調査の結果を、11月9日に発表した。
同調査は、10月14日~23日の期間に行われ、100名から有効回答を得ている。
調査対象者に、保育園で行われている取り組みやイベントに対して、保護者から理解を得られていると思うかを尋ねたところ、「とても思う」という回答が21.0%、「思う」という回答が60.0%だった。
前問で「とても思う」「思う」と答えた人に、保護者の理解を得られていると思うことや保護者とのエピソードを尋ねた質問では、「形を変えた行事の開催を受け入れてくれているから」「感想など好意的にお話してくださるから」といった回答が寄せられている。
保護者から理解を得られていると「あまり思わない」「思わない」と答えた人に、保護者の理解を得られていないと思うことや保護者とのエピソードを尋ねたところ、「3密を避けるため短時間での利用を呼びかけたが、ほとんど変わらなかった」「コロナ対策で行事を縮小化するとクレームが出た」といった回答が寄せられた。
あえて選ぶとしたら、感染症対策と保育のどちらを優先したいと思うかを尋ねた質問では、「やや感染症対策を優先する」が36.0%、「感染症対策を優先する」が26.0%となっている。
「保育を優先する」「やや保育を優先する」理由としては、「笑顔は保育の基本」「表情で安心感を与えたい」といった回答が寄せられた。
「感染症対策を優先する」「やや感染症対策を優先する」理由としては、「命に関わるから」「保護者が安心して預けられなくなってしまうため」といった回答が寄せられている。
保護者に知ってほしいこと・お願いしたいこととしては(複数回答)、「事前の欠席・遅刻連絡」(52.0%)、「子どもが体調不良時にお迎えを急いでほしい」(46.0%)、「活動しやすい服装・靴の準備」(45.0%)といった意見が寄せられた。
そのほか、保護者に知ってほしいこととしては、「子ども同士のけんかなどのトラブルには、あまり口出しをしてほしくない」「家族が休みの時は、家庭で見てもらえるよう協力して欲しい」といった意見が寄せられている。
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