パナソニックは、プログラミングで制御可能なトースター機能を備えたプロトタイプ「Scratchトースター」を試作し、調理の試行錯誤に化学・生物の知識を結び付けるプログラミング教材と組み合わせた新たなカリキュラムを開発するとともに、同カリキュラムのパイロット授業を、新潟県新潟市立光晴中学校で実施した。
「Scratchトースター」は、さまざまな家電操作に拡張する取り組みにおける最初のプロトタイプとなる。従来のプログラミング教育ではできなかった、暮らしの一部である“料理”を題材に、加熱や下処理といった調理に結びつく化学や生物の知識に関連付いた、新たな創造的な学びを実現できる。
「Scratchトースター」を使用したパイロット授業は、10月2日、28日、30日、11月6日に新潟市立光晴中学校3年生の「総合」の授業時間内に行われた。授業では、生徒が自分たちで決めた理想のクッキーを作ることを目指し、プログラミングで試行錯誤をしながら生地づくりから焼き上げの工程に取り組んだ。さらにその過程で用いる化学や生物の知識や調理プロセスを、プログラミングを通して学んだ。
なお、「Scratchトースター」を実際に体験可能なワークショップを、パナソニックセンター東京(東京都江東区)にて実施する。参加対象は小学4~6年生で、定員は各回親子6組12名。参加費は無料。
開催日程は11月21日、22日、29日で、時間はいずれも14時~17時。
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