NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)とWEBQU教育サポートは、岐阜県大垣市、大垣市教育委員会と「先端技術を活用した教育・学習環境の充実に向けた連携協力に関する協定」を、10月28日に締結したことを発表した。
本協定は、ICTなどの先端技術の活用により、大垣市の小学校および中学校におけるいじめの早期発見・対応ならびに不登校の未然防止に取り組み、教育・学習環境の充実を図ることを目的としている。本協定に基づき、NTT Comはクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」を、WEBQU教育サポートは学級経営サポートシステム「WEBQU」を提供する。
なお「まなびポケット」と「WEBQU」の提供に関して、NTT ComとWEBQU教育サポートが地方自治体と連携協定を締結するのは、全国初の取り組みとなる。
大垣市は、児童生徒1人1台のタブレット端末を整備する「大垣市版GIGAスクール構想」を策定し、2021年1月には市内の全小中学校への導入を完了する予定。このタブレット端末において「まなびポケット」上で動作する「WEBQU」を活用することにより、小中学校の児童生徒(小学校4年生~中学校2年生)におけるいじめの早期発見・早期対応、ならびに不登校の未然防止に取り組む。
これまで大垣市では、紙の心理アンケートによって児童生徒の状態を把握してきたが、結果確認まで数カ月かかるという課題があった。Webで使える「WEBQU」を導入することで、アンケート結果に加え、学級状況に応じた助言を含むサポート情報をタイムリーに教育現場にフィードバックすることが可能となる。
本協定に基づき4者は、「まなびポケット」および「WEBQU」を活用し、学級経営サポートの効果を検証していく。
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