LasTrustは、ブロックチェーン証明書発行システム「CloudCerts」のAPI機能「CloudCerts Connect」の正式提供を、10月29日に開始した。
「CloudCerts」では、紙で発行される修了証書や成績証明書、在籍証明書などが抱える、
- 発行コストが高い
- 発行に手間がかかる
- コロナ対策で窓口を閉鎖しており受け渡しが困難
- 受領者の紛失による再発行対応
- 偽造されるリスク
といった課題の解決や、「学びの実績を安全に電子化し、学習者が生涯を通して管理できる仕組み」導入のためにブロックチェーン技術を活用しており、以下のような機能を実現している。
- 信頼性のあるデータを記録できる(教育機関が教務システムと「CloudCerts」のAPIを通してブロックチェーンに証明書情報を書き込むことで実現)
- 個人情報の漏えいリスクがない(ブロックチェーン上の証明書データは暗号化されているため)
- 証明書をURLで表示・送付できる
- データ内容の検証機能あり。ゼロコストで何回も使用できる(ブロックチェーンへの原本確認機能)
今回、正式提供を開始した「CloudCerts Connect」は、教務システムと連携しブロックチェーン証明書の発行機能を追加可能なAPIとなる。各ベンダーが既存のシステムに組み込めるようHTTPリクエストに対応しており、教務システム内部にあるデータベースをソースに、ブロックチェーン証明書を出力できるので、高等教育機関向けの証明書のデジタル化をスピーディーかつ低コストに実現する。
あわせて、「CloudCerts Connect」の提供開始を記念して、初期費用ゼロで「CloudCerts Connect」を試用可能なキャンペーンを、11月末まで実施している。
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