インタースペースは、同社が運営する「ママスタまなび」が実施した、「コロナウイルス蔓延長期化でママがわが子に対して心配していること」に関する調査結果を9月30日に発表した。
同調査は、「ママスタ」ユーザーで第一子が未就学児~中学生である母親を対象に、8月27日~9月4日の期間に行われ、435名から有効回答を得ている。
調査対象者に、新型コロナウイルス感染症の蔓延長期化にともない、子どもに対して心配していること・不安に感じていることがあるかを尋ねたところ、87.8%の母親が何らかの心配や不安を抱えていることがわかった。
具体的な心配や不安の内容としては(複数回答)、第一子が未就学児の母親では「遊び場の減少」や「運動力の低下」、第一子が小学生の母親では「運動力の低下」「TV・スマホ・ゲームに夢中になる時間の増加」「今までとは異なる学校生活へのストレス」「友だちや先生とのコミュニケーションの減少」「学習面の遅れ」、第一子が中学生の母親では「学習面の遅れ」「TV・スマホ・ゲームに夢中になる時間の増加」「受験・進学への影響」が上位を占めている。
不安や心配ごとに対して、自宅で行っている対策や工夫を尋ねた質問(複数回答)では、子どもの年齢が小さいほど「密な環境を避けて外であそばせるようにしている」という回答が多く、年齢が上がると「ドリルなどのプリント学習を行う」「塾へ通う」といった方法で学習面の不安への対策を行っていることが明らかになった。また、子どもの年齢を問わず「積極的に親子のコミュニケーションの時間を取る」という家庭も多い。
今後のウィズコロナ環境において、園や学校に期待することとしては(複数回答)、子どもの年齢を問わず「感染拡大防止のための予防の徹底」が6割を占めた。また、「子どものメンタルケア」を求める声もあがっている。さらに、第一子が小学生・中学生の母親からは「オンライン学習や授業への取り組み」を望む声が半数以上に達している。
第一子が小学生以上の母親に対して、オンライン授業の現状を尋ねたところ、「オンライン授業・学習を開始・実施済み」という回答は13.6%、「今後実施予定がある」という回答は13.9%に留まった。
同じく第一子が小学生以上の母親に対して、オンライン授業に関する不安を尋ねた質問(複数回答)では、「先生たちが子どもたちの理解度をどのように把握しているのか」「子どもが飽きずに集中して取り組むことができるのか」に対して不安を抱く意見が半数を占めている。
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