TOTOなどトイレ関連6社による研究活動組織である学校のトイレ研究会は、全国の自治体を対象に「2019年度全国自治体アンケート調査」を実施。その結果を、8月25日に発表した。
同調査は、全国の1787自治体(都道府県、市区町村の教育委員会)を対象に、2019年11~12月の期間に行われ、204自治体から有効回答を得ている。
調査結果によれば、学校トイレにおいて感染症対策として実施していることは、改修時では便器の洋式化(88%)がもっとも多い。利用時では「手洗いの励行」と「せっけんの設置」が約6割、清掃時では「乾式清掃」が多かった。
学校トイレの手洗いに、おもにどの水栓(蛇口)がついているかを尋ねた質問では、トイレ未改修の学校での自動水栓の設置は17%に留まり、新築~改修済みの学校の60%を大きく下回っている。
また、今後の方針として新築・改築予定の学校においては、74%の自治体が非接触の自動水栓を導入したいと回答した。
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