学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、就職活動に関するアンケートの結果を、8月4日に発表した。
同調査は、学情が運営する通年採用対応ジョブ型新卒採用サイト「あさがくナビ2021」の登録会員を対象に、6月22日~30日の期間に行われ、942名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動で苦労したことを尋ねたところ(最大3つまで選択)、「自分に合いそうな企業をどう探すか」(47.7%)という回答がもっとも多かった。前年に行われた調査でも、同様の項目が最多となっている。
前年調査と比較して、回答が増えたのは「社内の雰囲気などWebで得にくい情報をどう得るか」(7.4ポイント増)で、減少しているのは「学業やアルバイトなど、就職活動以外の活動とのスケジュール調整」(7.1ポイント減)だった。また、22.4%の学生が「新型コロナウイルスの影響で就職活動が停滞したこと」を挙げている。
就職活動の感触を尋ねた質問では、「思ったより厳しい」(34.9%)、「思った通り厳しい」(17.9%)となっており、「厳しい」の回答は「楽」(「思った通り楽」と「思ったより楽」を合わせたもの)を31.8ポイント上回った。
就職活動を「厳しい」と感じる理由としては、「なかなか内々定が得られない」(39.4%)がもっとも多く、「新型コロナウイルスによる影響があった」(26.3%)がそれに続いている。
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