すららネットは、同社が提供するアダプティブな対話式ICT教材「すらら」の生徒画面を、8月4日に全面リニューアルする。
「すらら」は小学校から高校までの国語、算数・数学、英語、理科、社会5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブなeラーニング教材。レクチャー機能やドリル機能、テスト機能により、習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現する。
同社は、「すらら」提供開始以来継続して行ってきた学習データの蓄積、受講生徒・塾や学校の先生から収集してきた意見をもとに、生徒がこれまで以上に自立的に学習を進めることができる方法について研究開発を進めてきた。その成果の1つとして、慶應義塾大学 中室牧子研究室との共同研究により開発した、AIが生徒の学習データに基づき、生徒と対話することで学習意欲向上を促す「AIサポーター」を2017年4月から「すらら」に搭載している。
今回のリニューアルは、生徒の自立学習をこれまで以上に促進することを目的に行われ、「AI学習リコメンデーション」機能が搭載される。本機能では、AIが果たす役割を学習意欲向上にとどまらず、さらに踏み込んだ学習提案に広げ、生徒一人ひとりの学習状況、学習結果(正答率など)に基づき最適な学習箇所や学習量の提示を行う。
同時に、学習者に対するモチベーティング機能をさらに強化し、生徒が学習を進め、達成した場合にポイントを獲得できる「アチーブ・エッグ」というゲーミフィケーション要素を連動させる。獲得したポイントは、好きなアバターを設定してキャラクターを選ぶことや、キャラクターを育てて楽しむことに利用できる。ゲーミフィケーション機能を楽しむためには定期的にポイントを獲得することが必要となり、さらなる学習のモチベーション向上が期待できる。
また、「すらら」を活用する学校や塾での学習促進に向けて、先生が生徒の学習状況を閲覧、管理できる学習管理機能も全面改訂される。
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