ストリートアカデミーは、同社が運営する教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」のオンライン形式の講座臨時開放前の期間と、開放後の期間の、サービス利用動向の比較分析および調査の結果を、7月17日に発表した。
同調査は、「ストアカ」におけるオンライン形式の講座臨時開放によって、3月~6月の4か月間でオンライン講座の受講数がのべ4万4000件を超えたことを受けて行われ、対面講座のみだった1月と、オンライン講座臨時開放以降の4月について、ユーザーのサービス利用動向の変化を比較分析している。
1月の時点では、1都3県のユーザーが受講者の80%以上を占めていたが、4月にはその割合が約10%低下し、他のエリアのユーザーによる受講が急増した。先生登録でも、関東および関西・福岡といった主要都市の割合が減少し、それ以外のエリアからの登録が約5%増加している。
また、1都3県のユーザーが受講した講座のうち、48%が1都3県以外のエリアの先生が開催した講座で、1都3県以外のユーザーが受講した講座のうち33%が、1都3県のエリアの先生が開催した講座だった。
「ストアカ」が、先生ユーザーに行ったアンケートでは、回答者の90%以上が「場所にとらわれることなく講座を開催できた」点をメリットとして挙げている。
オンライン講座の臨時開放以降、講座が開催される時間帯にも変化がみられ、5時~10時の早朝~朝の時間帯と、21時~23時の夜の時間帯に開催される講座の割合が、1月と比較して6%以上増加した。
講座あたりの開催時間は短縮化の傾向がみられ、1回2時間以内の講座が占める割合は、1月が42.3%だったのに対して、4月は67.2%に増えており、朝や夜などのちょっとしたすき間時間を活用した教え方・学び方が目立っている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、人気カテゴリーも変化しており、1月はビューティー・ヘルス、ライフハック、趣味・ライフスタイルなどが上位だったのに対して、4月はビジネススキル、起業・副業・キャリア、ヨガ・フィットネスが上位を占めた。
一方、ビューティー・ヘルスや料理・グルメといった対面形式の方が開催しやすい講座については、オンライン講座の需要はやや低くなっている。
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